図面と3Dモデル

職業柄、機械部品の設計をやってるもんで図面を読めるというのは便利なものです。
建築家との意思疎通が早く細かいとこまで、すり合わせができたので想像通りの仕上がりとなりました。
結構、建築家任せでやってると完成したあとにイメージと違うこともあるようですね。
さらに僕は頂いた二次元図面から自分で三次元モデルを作成して色の組み合わせとかサイズ感を確認したり、家具などの配置を考えたりしました。
まず二次元をじっくり読み取り寸法を抽出します。描かれてない寸法も多く本当はデータで欲しかったのですがNGみたいで、ひとつひとつ定規で測って縮尺換算して寸法抽出しました。図面は1F,B1でそれぞれ上面図、側面図、正面図とあるのでそれら全てから読み解くことになります
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それを3DCADに入力してモデリングします。仕事では手の平サイズの部品の設計が多いので何メートルもある建物のモデリングとは色々要領が違って苦労するとこもありました。
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まあでもある程、かたちが出来てくるとこれは楽しい作業でしたね。箱庭作り、シルバニアの世界ですね。
モデリングが出来たら最後にCGソフトで素材のテクスチャをモデルにつけて、リアルな感じに仕上げます。
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妻は図面を見せてもさっぱりだったので、こうして三次元でイメージを伝えることでお互い理解しあうことができたと思います。まあ建築家にとっては、やっかいなクライアントだと思われるところはあったかもしれませんが