ジャスパーモリソンのゴミ箱

僕の最も尊敬するプロダクトデザイナーはジャスパーモリソンです。
シンプルで機能美を追求したデザインはアップルに通じるとこもあり、日本的な感じもあり、素晴らしいです。
昔、テレビ朝日でモダンデザインを紹介する5分程度のショート番組があり、そこでジャスパーモリソンの家具の美しさを知り好きになったのがきっかけですね。それから作品集を見てみたらauの携帯や無印良品のソファなど日本の仕事も結構手がけてらしたんですね。いや偉大なデザイナーであらせられました。
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それとゴミ箱の出会いですが、まあ先生のデザインとはつゆ知らず10年くらい前に前のマンションを購入したときに先生デザインのゴミ箱をバルスで購入しました。もうそれは一目惚れで、色といいカタチといい、内側に簡単に袋をセットできる機能性といい、素晴らしいゴミ箱を見つけたと感動したのを覚えています。たしか1個5000円くらいしたのに大2つと小1つを衝動買いしちゃいました。たかがゴミ箱に大金はたいてしまったとちょっと後ろめたさはありましたが
それでもしばらくは、その官能的ともいえる美しいフォルムをながめては、良いものをゲットしたとニヤニヤしてました。
それから2回引っ越して、今の家に設置することになったのですが購入して7年くらい経って、ゴミ箱の裏側にデザイン By ジャスパーモリソンって書いてあるのに気付いたわけです。
それはそれは衝動で、まさか自分が先生の作品を所有できていたなんてという感動に打ちひしがれたわけです。
しかも、何回も汚れを拭いたり、引っ越しで移動させたりしたのに7年も気付かなかったとは。
あとで他の作品集やネットで見ると代表作にちゃんとありました。
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本当にこのゴミ箱は、僕のお気に入りでまだこれを超えるゴミ箱に出会ってません。言い遅れましたが、僕はゴミ箱好きでインテリアショップや雑貨屋では必ずゴミ箱のデザインを鑑賞します
ゴミを捨てるための機能って穴がひとつ空いてる箱で良いわけで、そのシンプルな構造は素敵ですね。そしてゴミという最も汚い存在とライフデザインを結ぶため、生活空間に溶け込む必要があるため秀逸なデザイン性が求められていると勝手に解釈しているわけです。